
サーキュレーターを購入しようと思っています。SwitchBotスマートサーキュレーターを使っている人のレビューを知りたいです。
- SwitchBotサーキュレーターを実際に使ってみた感想は?
- SwitchBotサーキュレーターのメリットデメリットは?
- SwitchBotサーキュレーターの活用法は?
この記事では、スマートホーム歴5年以上の筆者が、SwitchBotサーキュレーターに関する疑問にお答えします。
さらにバッテリー式と電源コード式の違いやおすすめの活用法5選、アプリとの連携方法も解説しています。
SwitchBotスマートサーキュレーターを導入すると、エアコンや洗濯物乾燥の効率を高め、電気代の大幅な節約につながりますよ。
音声や温湿度による自動操作や遠隔操作などのスマート機能で、日々の暮らしをもっと快適に、そして効率的にしましょう。
SwitchBotサーキュレーターとは?
SwitchBotスマートサーキュレーターには、バッテリー式(コードレス)と電源コード式の2タイプがあります。
両者には異なる部分がいくつかあるので、スペック表で比較してみましょう。
![]() ![]() バッテリー式 | ![]() ![]() 電源コード式 | |
---|---|---|
発売日 | 2023年11月 | |
税込価格 (公式サイト) | 13,980円 | 10,980円 |
消費電力 | 24W | |
90日間使用時の 電気代 | 約531円 (1日あたりわずか5.9円) ※電気代31円/1kWh、1日8時間稼働した場合 | |
コードレス | ||
電源 | ACアダプター/ バッテリー/USB-C | ACアダプター |
風速 | 100段階 | |
運転音 | 22dB | |
本体サイズ (cm) | 幅33.4×高さ38.2×奥行17.3 | |
本体重量 | 2.38kg | 2.28kg |
バッテリー式と電源コード式の主な違いは、価格、コードレス使用の可否、電源供給方法、そして本体の重さです。
あなたの利用シーンにどちらが適しているかは、特に「コードレスが必要か」という点と「価格」を基準に検討するといいでしょう。
SwitchBotスマートサーキュレーターは、このコードレスの有無を含め、8つの優れた特徴を持っています。
次の章から、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
静音DCモーター搭載
SwitchBotスマートサーキュレーターは静音技術搭載で、運転音を22dB(レベル1使用時)に抑えています。


夜間(山間)の住宅地よりも音の大きさが小さいので、大人はもちろんのこと、赤ちゃんが就寝中でも安心して使えますよ。
4つのモード
SwitchBotスマートサーキュレーターには4つのモードがあり、シーンによって使い分けられます。
- 送風・・・空気循環や室温の冷却
- 赤ちゃん・・・1番静かな風量なので、赤ちゃんや子どもが就寝中でも使える
- ナチュラル・・・強弱をつけた自然に近い優しい風
- おやすみ・・・風量が3から1まで、徐々に1段階ずつ弱くなる
<送風>


<赤ちゃん>


<ナチュラル>


<おやすみ>


日中は送風モード、夜間はおやすみモードなど使うシーンに合わせて、1クリックで風をコントロールできますよ。
100段階の風量調整と30畳対応の送風力
SwitchBotスマートサーキュレーターは、アプリで1~100まで風量を細かく調整できます。


また羽根径が23cmで大きいので、パワフル送風で遠くまで風を届けます。


これにより室内の空気を循環させるだけでなく、隣のお部屋へも効率的に冷気や暖気を届けられますよ。
送風面積が広いので、30畳の広いお部屋も10分で涼しくなります。
上下左右の3D首振り
SwitchBotスマートサーキュレーターは、首振り角度を上下と左右それぞれ30/60/90度から選べます。


また上下と左右の首振りを組み合わせることで、8の字を描いて広範囲に送風できるので、お部屋全体の空気循環に効果的です。
充電式コードレス(バッテリー式のみ)
バッテリー式を選べば、コードのわずらわしさやコンセントの場所を気にせず、自由に設置できます。
コンセントに挿して充電した状態でも使えますよ。
- キッチン・・・台所が暑くて、料理をするのがツライとき
- 洗濯物の真下や近く・・・雨天で洗濯物が乾かないとき
- 観葉植物・・・風通しの良い環境を作って、生長を促進
扇風機よりもサイズが小さいので、持ち運びがラクで置き場所に困りません。


他にもコードレスの利点を活かして、脱衣所やベランダなど、さまざまな場所で使えます。
アプリ操作
SwitchBotスマートサーキュレーターはアプリで操作ができるので、別のお部屋や外出先から遠隔操作ができます。
またタイマー設定(最大9時間59分まで)やスケジュール設定ができます。
スケジュール設定は、時間や曜日によるオンオフやモード、風量も細かく設定できますよ。
<スケジュール設定画面>




スマートホーム連携
SwitchBotスマートサーキュレーターをSwitchBotハブと連携すると、AmazonアレクサやGoogleアシスタントを使って声で操作できるようになります。
- アレクサ、サーキュレーターをつけて
- OK google、サーキュレーターを消して
さらにオートメーション設定すると、室温に応じてエアコンとサーキュレーターを自動でつけられますよ。
リモコンを探して操作する手間がなくなり、朝や帰宅直後など、忙しいときの時短につながります。
\SwitchBotとアレクサの連携でできることの詳細はこちら/
お手入れ
SwitchBotスマートサーキュレーターは分解できるので、細かい部分までお手入れしやすいです。


前ガードを外して、羽根を直接布などで拭けますよ。
また前ガードは水洗いできるので、衛生的です。
SwitchBotサーキュレーターの実機レビュー
エアコン使用時や、洗濯物の浴室乾燥時に空気循環をして電気代を節約したいと思い、コードレス(充電式)のSwitchBotスマートサーキュレーターを購入しました。
この1ヶ月間、実際に使ってみて感じたことを交えながら、その使い心地をレビューしていきます。
本体デザイン&付属品
SwitchBotスマートサーキュレーターのパッケージはこちらです。


しっかりとした堅い緩衝材に包まれていたので、思ったよりも大きめの箱で届きました。
本体サイズが、幅33.4cm×高さ38.2cm×奥行17.3cmなので、他のサーキュレーターよりも大きめです。
SwitchBot スマートサーキュレーター | アイリスオーヤマ サーキュレーター | |
---|---|---|
本体サイズ (cm) | 幅33.4×高さ38.2×奥行17.3 | 幅21×高さ30.9×奥行21 |
<正面>


<裏面>


<側面>


コードレス(充電式)の重量は2.38kgで、見た目は重そうですが、片手で簡単に持ち運べるくらい軽いですよ。
付属品は、リモコンと電源アダプターのみです。
<付属品>


USB-Cでも充電できますが、USB-Cケーブルは付属していません。
風量と静音性
リビングでのエアコン併用時、送風レベル6で使用しています。
このときのSwitchBotスマートサーキュレーターの音の大きさをアップルウォッチで測ってみたら「43dB」でした。


環境省のホームページによると、「40dB」は夜間の住宅地(都心近郊)や図書館内と同じ音の大きさなので、昼間だけでなく、就寝中に使っても大丈夫なくらい静かですよ。
またリビングの隣のお部屋(エアコンがないため)への送風も、レベル6で使っています。
隣のお部屋まできちんと涼しい風を送風できているので、音が静かなレベル6でも十分な風量があります。



レベル1のそよ風なら、ほぼ無音です。就寝中に音が気になる人も、安心して使えますよ。
便利なコードレス
コードレスを購入して良かったことは、お部屋間の移動がラクなことと、浴室乾燥時の空気循環に使えることです。
浴室乾燥のみだと、洗濯物を乾かすのに6時間かかっていましたが、SwitchBotスマートサーキュレーターを併用してから、3時間半で乾くようになりました。
2~3時間短縮され、電気代の大幅な節約になっています。
浴室乾燥のみ (6時間使用) | 浴室乾燥+ SwitchBotサーキュレーター (3時間半使用) | |
---|---|---|
電気代 (1時間あたり) | 1250(W)÷1000(kW)×31(円/ kWh)=38.75円 | 38.75円+0.73円=39.48円 |
電気代 (1回あたり) | 38.75円×6時間=232.5円 | 39.48円×3.5時間=138.18円 |
浴室乾燥を6時間使用時と、浴室乾燥+SwitchBotサーキュレーターを3時間半使用時の1回あたりの電気代は、約94円の価格差があります。
1ヶ月で約2,800円の価格差は大きいですね。
コードレスで使用する場合の持続時間は、首振りの有無や風量によって異なります。
- 消灯で首振りなし、風量1の場合、50時間(SwitchBot公式サイトより)
- 我が家では、消灯で上下左右の首振りあり、風量6の場合、7時間
バッテリー持続時間の詳細はこちら。
ただし充電するのに、本体を傾けて、下部の差込口にアダプターを差さなくてはいけないので、多少手間がかかります。


本体側面など、傾けなくてもアダプターを差せる位置に、差込口が欲しかったです。
首振り機能とアプリの操作性
SwitchBotスマートサーキュレーターの首振りのカバー範囲は、上下と左右ともに30/60/90度です。
我が家では、浴室乾燥時は左右90度で、お部屋の空気循環時は上下も左右も60度で使っています。
首振りの角度は、アプリで設定できます。(本体やリモコンでは、角度の設定はできません)
アプリの操作は、モード選択や常夜灯設定など、アイコン表示が分かりやすいので直感的に使えますよ。
<アプリのアイコン表示>






SwitchBotサーキュレーターのメリットデメリット
SwitchBotスマートサーキュレーターを使用して感じたメリットデメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
十分な送風量のレベル6でも図書館内と同じくらい静か 30畳対応の送風力で冷暖房の効率アップ スマートホーム連携で声や温度による操作が可能 コードレス(バッテリー式のみ)はコンセントがない場所でも使える シンプルで洗練されたデザイン | 他社サーキュレーターよりも価格が高め 最大風量で使用すると、バッテリーの持続時間が短い 本体の操作ボタンが前ガードの直下にあり、見づらくて操作しにくい |
SwitchBotスマートサーキュレーターは30畳の広さに対応できる送風力ですが、静音性が高いです。
さらに声や温度による操作が可能なスマート機能も搭載。



これらの優れた特徴があるので、一般的なサーキュレーターと比較して価格が高めなのも納得できます。
またバッテリーの持ちが気になる場合は、風量レベル1で使えば50時間使用可能なので、なるべく風量レベルを下げて使うことをおすすめします。
本体のボタンが操作しづらくても、リモコンやアプリで細かい操作ができますし、電源のONOFFなら声で操作(ハブ必要)できますよ。



SwitchBotスマートサーキュレーターを台に乗せれば、本体ボタンが見やすくて、押しやすくなります。
SwitchBotサーキュレーターの活用術5選
SwitchBotスマートサーキュレーターは、スマートデバイスとして多岐にわたる使い方ができますが、その中でも特におすすめの活用法を5つ紹介します。
冷暖房効率UPで電気代節約
SwitchBotスマートサーキュレーターとエアコンを併用すると、エアコンの設定温度を控えめにしても快適に過ごせるため、エアコンの電気代を節約できます。
またサーキュレーターの消費電力は扇風機よりも低いため、電気代も安いです。
SwitchBot スマートサーキュレーター | アイリスオーヤマ 扇風機 | |
---|---|---|
消費電力 | 24w | 31/35w (50/60Hz) |
1日あたりの電気代 ※電気代31円/1kWh 1日8時間稼働 | 5.9円 | 7.6/8.6円 (50/60Hz) |
夏にエアコンの冷気を効率良く循環させるには、エアコンを背にしてSwitchBotスマートサーキュレーターを置きましょう。
床付近にたまったエアコンの冷気を室内に循環できます。


冬にエアコンの暖気を効率良く循環させるには、SwitchBotスマートサーキュレーターをエアコンの対角線上に置きましょう。
エアコンから出る暖かい風に向けて送風すると、天井にたまった暖気を循環できますよ。
お部屋のスペースや家具の配置で対角線上に置けない場合は、真上に向けて送風しましょう。


浴室乾燥の効率化や梅雨の部屋干し
SwitchBotスマートサーキュレーターのコードレスがあれば、洗濯物の浴室乾燥と併用して使えます。
洗濯物に直接風を当てることで、乾燥時間の短縮につながりますよ。
洗濯物が少量の場合は真下に置き、量が多い場合は斜め下から首振り機能を使って風を当てると、全体に風が届き早く乾燥できます。


また洗濯物同士の間隔をこぶし1個分空けて干すと、風通しが良くなり、より早く乾かせます。
換気の効率を高める
SwitchBotスマートサーキュレーターを使ってお部屋の換気効率をUPできます。
開けた窓の近くに置き、お部屋の中から外へ向けて強風で送風します。
そうすることで強制的にお部屋の空気を外に排出し、外の空気が中に入ってきて、換気の効率を高められますよ。
加湿器の効率UPで乾燥対策
SwitchBotスマートサーキュレーターを加湿器と併用すると、加湿器のみより加湿効果がUPします。
- 加湿器の近くに置く
- 加湿器の噴出口よりも低い位置に置いて、水蒸気を持ち上げやすくする
- 風向きを斜め上にして、お部屋全体に加湿した空気を送る
加湿器から出る水蒸気は重くて広がりにくいので、サーキュレーターで風を送ることで、水蒸気をお部屋全体に拡散できますよ。
SwitchBotデバイスとの連携で自動化
SwitchBotハブやデバイスと組み合わせて使うと、お部屋を常に最適な状態に保ち、あなたにとって快適な空間を自動で作り出します。
連携するSwitchBotデバイス | サーキュレーターの自動化できる動作 |
---|---|
ハブ2・3 温湿度計 | 室温が28℃を超えたらON 湿度が40%以下になったらON |
ハブと スマホの位置情報 | GPSで外出を検知したらOFF GPSで帰宅を検知したらON |
スマートスピーカー | 「アレクサ、サーキュレーターつけて/消して」 と声で操作 |
ハブ2・3 人感センサー | 人が入室したらON 退室したらOFF |
温度に応じた自動化でエアコンと連携させたり、湿度に応じて加湿器と連携させたり、1度設定するだけで自分に合った温湿度を保てるので、とても便利ですよ。
\SwitchBotハブ2でできることの詳細はこちら/
SwitchBotスマートサーキュレーターとアプリの連携方法
SwitchBotアプリの指示に従うだけで、SwitchBotスマートサーキュレーターとアプリを簡単に連携できます。
アプリ画面に沿って、その手順を詳しく解説していきます。
SwitchBotアプリを開き、右上の「+」アイコンをタップ


デバイスの追加画面で「サーキュレーター」を選択


サーキュレーターの電源を入れて、アプリ画面の「次へ」をタップ


サーキュレーターの切/入ボタンを2秒間長押しして、表示ランプが点滅したら、アプリ画面の「接続する」をタップ


「デバイスに接続中」が表示されたあと、名前を変更し、ルームを選択し「次へ」をタップ




サーキュレーターの操作画面が表示されたらアプリ連携完了。風量や首振りの設定をする。




SwitchBotスマートサーキュレーターに関するよくある質問
- 充電中にバッテリー式サーキュレーターは使用できますか?
-
充電中も使用可能です。
- バッテリー式スマートサーキュレーターの充電時間と稼働可能時間は?
-
充電時間
AC充電・・・約6~8時間でフル充電
USB-C充電・・・約10時間でフル充電
スクロールできます風量 稼働可能時間 風量1 約49時間 風量2 約32時間 風量3 約23時間 風量4 約17時間 風量5 約13時間 スクロールできます風量 稼働可能時間 風量1+一つの方向で首振り 約15時間 風量2+一つの方向で首振り 約14時間 風量3+一つの方向で首振り 約11時間 風量4+一つの方向で首振り 約9時間 風量5+一つの方向で首振り 約8時間 風量9+上下左右首振り+常夜灯照度MAX 約4時間 スマートサーキュレーターに付属のケーブルで長時間接続しても、内蔵リチウム電池に影響ないので、過充電になりません。
- スマートサーキュレーターの保証期間は?
-
購入から1年間です。
SwitchBotスマートサーキュレーターをレビューまとめ
SwitchBotスマートサーキュレーターを実際に使ってみた感想は、隣のお部屋まできちんと風を届けられるほどのパワフルな送風力があるにもかかわらず、静音性が高いです。
そのためエアコンの効率を高めてくれたり、コードレス式を購入すれば、洗濯物の浴室乾燥時の乾燥効率を高めてくれたりするので、省エネや電気代の節約につながりました。
浴室乾燥や脱衣所などさまざまな場所で使いたい人は、コードレス式がおすすめです。
SwitchBotスマートサーキュレーターは、他メーカーのサーキュレーターと比べて、本体価格が高めです。
しかしSwitchBotハブとの連携によって、音声や温湿度による操作、遠隔操作が可能になり、その高い利便性は価格以上の価値があります。
特に朝の準備や帰宅直後の忙しい時間帯には、その便利さが時短につながり、日々の生活を豊かにしてくれます。
設定もアプリ画面の表示通りに行うだけで、簡単にできますよ。
SwitchBotスマートサーキュレーターによるスマートな機能で、日々の暮らしをもっと快適に、効率的にしましょう。